地方が生き残れなければ、日本も生き残れない。地方から中央を見ているからこそ、気づかされることも少なくない。過去から見て変わりゆく日本の構造の中で、地方が再び活気を取り戻すために、地域リーダーである地方経営者がやるべきことは何なのか、静かなる考察。
「地方が死ねば、日本も死ぬ」ことになぜ気がつかない
都会の住人たちは、地方の疲弊をまったく意識せず放置していますが、「地方の危機」は日本の将来に深刻な影を落とす重大事です。地方の疲弊は、日本にとって死活問題ともなる大課題なのです。
中央集権戦略で日本が浮上できる時代は終わった
「日本は中央集権国家として、東京中心でのし上がろう」という発想ですんだ時代は終わりました。しかし、地方が立ち上がろうにも、地元に資本がないのでどうしようもありません。地方格差はひどくなる一方です。
地方で稼いだ金は地方で使う」仕組みをつくれ
地方経済を復活させるためには、地方経済におカネを流す仕組みがなんとしても必要です。地方にお金が回る仕組みを作るために、政策投資銀行の地域開発部門を復活させるべき。原則は「地方で貯めた金は地方で使う」です。
「社長」は本来、もっとエライ存在のはず
「社長」という存在は本来、大企業の地方支店長や労組幹部よりは偉い存在のはずです。会社の債務の個人保証をして一生懸命会社を切り盛りしている地元の企業の社長には、リスクに見合った敬意が払われるべきではないでしょうか。
資本家にとっては、お金は「自分のモノ」ではない
誤解を恐れずに言います。経営者がお金を儲けて何が悪い。資本家にとっては、お金は自分のものではありません。地域に再投資して、地域の中で役割を果たしていくために最低限儲けることは必要なのです。
日本政策投資銀行のおかしな迷走
「日本のゴールドマンサックスを目指す」と大見得を切って株式会社化した政策投資銀行が、前原タスクフォースが債務超過と言っているJALに追加融資を行っているのはダブルスタンダードの典型ではないでしょうか。株式会社になったとは言え、政府系金融機関として政策融資の出し手のはずの政策投資銀行に、今いったい何が起きているのでしょうか。
日本の政策金融は機能不全に陥っている
現下の経済は緊急的に血液を注入しなければ企業も地方経済も息の根を止められてしまうかもしれない切迫した状況にあります。しかし肝心の政策投資銀行は、「政府保証や民間金融機関以上の厳しい評価で担保を求める貸し渋り姿勢になってしまいました。果たしてこれでよいのでしょうか?金融検査マニュアルを理由に、教科書的な融資の方針を説明され、政策金融を担う政府系金融機関としての使命を担うはずの政策投資銀行が民間メガバンクとどこが違うのか疑問に思うこともあります。
政策投資銀行はまず「地域開発部門」を復活させよ
政策投資銀行は「政府系金融機関」なのか、それとも「民間金融機関」なのでしょうか。立場を明確にし、政策金融を行うのであれば「地域開発本部」(以前は、地方開発局という名称で存在していました。)を復活して、政策的な視点からの地域産業金融がちゃんと行える体制を整備すべきだと思います。
鹿児島市長選挙の御礼と、渡辺信一郎さんの国政出馬について
ご支援ありがとうございました。渡辺さんは続いて衆院選に出馬されています。いまのところ私は、私の言動でプラスもマイナスもおよぼしたくないと思っています。
わたしが渡辺信一郎さんを応援する理由
ひとりでも多くの鹿児島市の市民が今回の市長選の大切さを理解し、投票所に行ってもらいたいとの願いを込めて
県外在住の県人のみなさん、鹿児島で維新を起こす手助けをお願いします!
鹿児島市に親・兄弟姉妹・親戚・友人・知人がいるみなさん、危機感を持って、勇気を出して鹿児島を変えるために行動するよう、アドバイスして欲しいのです。
「地方主権」はオーストラリアに学べ
14年ぶりに自由国民党が政権奪取したクィーンズランド州。役人と政治家の数を減らし、企業や起業家を支援して経済を活発にする地方を振興を実行中です。
鹿児島発の「ホームメイド維新」で日本を変えよう!
W氏が市長選に出馬表明したら、自民・公明・民主3党へ推薦願いを提出した現職市長。政治家としての現職市長の政治的なスタンスや政策があるのか?
11月の鹿児島市長選挙、現職対立候補を応援します!
三選を目指す現職市長に対抗して新市長とならんとする民間人の後援会長をお引き受けすることにしました。救いは「今だったら間に合う」という希望がある点です。
サイト再開の辞
この2年半近く、オーナー経営者の責務を全うするため社業に邁進してきましたが、もう黙っていられません。岩崎芳太郎の「反・中央集権思想」サイトを再開します!