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渡辺信一郎さんの国政出馬について

渡辺信一郎さんへのご支援ありがとうございました。渡辺さんは続いて衆院選に出馬されています。渡辺さんは、市長になれなかったから国会議員になろうとして立候補しているのではありません。いまのところ私は、私の言動で、プラスの影響も、マイナスの影響もおよぼしたくないと思っています。

鹿児島市長選挙、渡辺信一郎さんへのご支援ありがとうございました

まずは、鹿児島市長選挙で、渡辺信一郎さんを応援して頂いた方々への御礼が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。(取りあえずではありますが)、このサイトで渡辺信一郎後援会長としてご支援を頂いた方に御礼を申し上げます。
御高承の通り、渡辺さんは、日本未来の党の公認で鹿児島1区から出馬することとなりました。
渡辺さんも市長選の投票日から国政選挙に出馬を決意するタイミングまでの間、出馬云々のドタバタに時間と労力をとられ、私も、11月30日に長男の結婚披露宴という個人的な雑事に追われ、礼を失する形になってしまい、申し訳ありませんでした。

鹿児島市長選挙、渡辺信一郎さんへのご支援ありがとうございました下記のメールを鹿児島市民のNさんから頂きました。実際Nさんと同様のご質問もしくはご叱責を数名の方から頂いております。

渡辺さんが、国政選挙への出馬を決意するまで、紆余曲折あり、渡辺さんも、決して安易に今回の選挙に出ることを決めたわけではありません。私も、渡辺さんも鹿児島市政を改革することを目的とし皆様にご支援・応援をお願いしたのであって、市政を見切って国政への転身と見なされる鹿児島1区からの出馬は市長選で惨敗した後でも全く考えておりませんでした。
しかし、市長選挙で応援を頂いた恩もある亀井静香先生からの強い要請を受け入れ、渡辺さんが1人の鹿児島市民として決断したものです。本来事情や心中をお話しして、可能であれば、支援して頂いた方々の御意見も聞き御理解も頂いて、決断すべきものであることは充分承知しています。

しかし、急々の話しであったことや、やるからには選挙に勝つという至上命題の中で情報の秘匿が大切であったためにこのような形になりました。既に告示されていますので、公職選挙法の問題を考慮し、また選挙の結果に必要以上の影響を与えないようにするために、Nさんの質問にお答えする形で、私が渡辺さんが果たさないといけない部分も含め市長選で御支援賜った皆さんに対して果たすべき説明責任を取りあえず果たしたいと考えます。

Nさんからのメール 

 岩崎様

御失礼を承知の上で、唐突に質問さして頂きます。今回の衆議院選挙に先日に岩崎様が支援しました「渡辺信一郎氏」が、嘉田知事や小沢氏や亀井氏らの「政党・未来」から、鹿児島1区で出馬するとの事ですけど、この出馬に附いては、岩崎様も後援会の会長として、推挙したり、賛同しているのでしょうか?
南日本新聞に「渡辺信一郎氏」のコメントで、「今回は岩崎氏に要請していない」と在りましたけど、如何なんでしょうか?

御失礼と思いますが、私の個人的な意見を云わして頂きます。「鹿児島市を愛してるから、故郷に貢献したいから、鹿児島市民の為に、次世代を担う子供たちの為に、鹿児島市政の出鱈目を改革して、鹿児島市民60万人の生活を安定させ、豊かな鹿児島市を造る。」こう云って市長選挙に出馬いたしましたよね。
ですが、鹿児島市政を本当に改革したり、鹿児島市民60万人の生活を考えているのならば、「国政」に出て、当選したとしても、地方政治と国政とでは、意味が違うと思うのですけど、国会議員が地方行政に口を出すと云う事は、トップダウン方式と同じですよね。
過去に「日本維新の会」の石原慎太郎代表が、衆議院議員の時に「国政に携わっていても、東京都は変わらない」と議員辞職して、東京都知事選に出ましたよね。
地方自治体を変えようと本気で思うのなら、やはり地方自治体の首長になるべきじゃないでしょうか?

Nさんからのメール私は、今回の市長選挙で落選しても、草の根的な活動を地道に繰り広げて、鹿児島市内の地域住民たちと交流して、鹿児島市民の声を聞き、本当に望んでいる地方自治体の在り方を考えて頂きたかったですね。
もし、今回の衆議院選挙で通り、国会議員になっても、4年後の鹿児島市長選挙に国会議員を辞職して、出馬致しますか?
本気で鹿児島市民の為と真剣に思って居るのなら、当然にしますよね。でも、今の「渡辺信一郎氏」の想いや御言葉は、現実の問題として、今の鹿児島市民の皆様に御聞きしても、殆ど皆様が、いや、大多数の皆様が、信用しないと思いますよ。

これは、「渡辺信一郎氏」に御失礼かと思いますが、「渡辺信一郎氏」の政治論理感、信念、鹿児島に対する想い等が、全く見えません。私を始め、私の周りの人達は、岩崎様の御手紙を拝読し、御考えに感動したから、微力ながらも「渡辺信一郎氏」を応援致しました。ですから、今回も後援会の会長として「渡辺信一郎氏」を支援なさるのでしたら、私達も微力ながら、一所懸命に応援さして頂きます。
長々と失礼な御言葉を並べて、誠に申し訳在りませんでした。失礼致します。

                             鹿児島市民 N

岩崎芳太郎からの回答


まず、私のスタンスは、渡辺さんの出馬に関してあえて反対はしませんでした。そういう意味で消極的支持もしくは容認と思って下さい。ただし今は渡辺さんの後援会長の立場にはないと考えて下さい。
元々、市長選の時も、現職陣営から渡辺さんに対して岩崎グループが擁立した企業候補のようなネガティブキャンペーンを仕かけられましたが、実情は、第一に渡辺さんの自発的立候補の意思ありきでその渡辺さんの思いに共感しての私の後援であります。

私の哲学として、いかなる人間もまずは、その人の意思ありきで、私は他者を自分の手駒のように考えることは決して致しません。従って、市長選への立候補も、今回も、渡辺さんの意思としての立候補であります。ただし、2つのことを申し上げておかなければいけません。
第1は、渡辺さんも私も最終目標は渡辺さんという民間人を鹿児島市民の支援・応援をもらって鹿児島市長にし、鹿児島市政を市民に取戻すということであります。鹿児島市政を改革しなければならないという思いを渡辺さん自身今でも持ち続けていることは理解してあげて欲しいと思います。
回答第2に、今回の市長選で投票率もたった33.47%にしか上がらずしかも森市長が12万票近くの票をとり、渡辺さんが3万票強の票しか取れなかった現実を見た時に、Nさんや他の方がおっしゃっているような、草の根的な地道な活動で、しかもたった4年間という短かい時間で次の市長選挙で渡辺さんが勝てるのかどうか自信が持てないという所が本音です。
以上が取りあえず、現時点でお話しできることです。

私自身は、今回の国政選挙特に鹿児島1区については市長選絡みでいろいろ思うことがあります。自民党・民主党・維新の政党について、保岡さん・川内さんのお二人の政治家について(お二人とも然るべき親交があります。)いろいろと思うところがあります。
ただ、私の現在の基本姿勢は「国政に期待しない。」「だから足元の鹿児島市から改革を始めて、まずは、自分たちの力で郷土を発展させ自助自立の実現を目指す。」であります。
その主義・主張に基づいて、鹿児島市長選で渡辺さんの後援会長をお引き受けし私なりにベストを尽くしましたが、結果大敗しました。しかし、私の主義・主張を変えて場当たり的に今回の、国政選挙に積極的に関与するつもりはありません。

私自身はニュートラルで臨みたいと考えています。渡辺さんに対しても、私の言動で、プラスの影響も、マイナスの影響もおよぼしたくないのです。
市長選挙の時に、私が後援したから渡辺さんに一票投じなかった人が多くいると仄聞しています。その人々たちが、今回渡辺さんを支持するか支持しかないかも鹿児島市が4年後に変れるか変れないかの一つのリトマス試験紙かもしれないとの判断もあります。
くどいですが、渡辺さんは、市長になれなかったから国会議員になろうとして立候補しているのではありません。渡辺さんに一票を投じて頂いた3万人を超える人々の思いを裏切るようなことを私が容認することはありません。もちろん渡辺さん自身も充分に分かっています。

今は、選挙中ですので、これ以上のことを、申し訳ありませんがお話することは差し控えたいと存じます。

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